いのちのバトンタッチ

納棺夫日記』の著者である、青木新門氏の講演会に行った。
生い立ちから、青年期、そして納棺夫という仕事に就くまで、
その仕事を通して、気付かせてもらった事を、
熱心に、ユーモアを交えながら、お話し下さった。

死者に接することで、後生を意識した。
後生を考えることで、
今、生きているという事の有難さと、
死んでいく身である事を、受け入れていける、

死という現実は、同じである、が、死を最期迄拒否することと、
死を受容することでは、全然ちがう。
いのちのバトンをわたすこと!
死の瞬間のいのちのバトンタッチがある。
人は必ず死ぬのだから、いのちのバトンタッチがあるのです。
死にのぞんで、先に往く人が、ありがとう、と言えば、
残る人が、ありがとう、と応える。
そんなバトンタッチがあるのです。
死から、目をそむけている人は、見損なうかもしれませんが、
目と目で交す一瞬のいのちのバトンタッチがあるのです。
という詩をいただいた。

私もいのちをバトンタッチされて、今、此処にいる。
そして、いつか、私もバトンを上手に渡していきたい… と思った。
そのためには、今を大切に丁寧に生きていくこと…
外は、どしゃ降りの雨でも、
会場は、青木氏のお人柄のように、あたたかな雰囲気が溢れていた。
しっかりと、バトンを握って、会場を後にした。
ありがとうございました。

コメント

このブログの人気の投稿

ご講師は、徳蓮寺の伊藤元先生です

おめでとう❣️

オンマイば明日でいい