いのちのバトンタッチ
生い立ちから、青年期、そして納棺夫という仕事に就くまで、
その仕事を通して、気付かせてもらった事を、
熱心に、ユーモアを交えながら、お話し下さった。
死者に接することで、後生を意識した。
後生を考えることで、
今、生きているという事の有難さと、
死んでいく身である事を、受け入れていける、
死という現実は、同じである、が、死を最期迄拒否することと、
死を受容することでは、全然ちがう。
いのちのバトンをわたすこと!
死の瞬間のいのちのバトンタッチがある。
人は必ず死ぬのだから、いのちのバトンタッチがあるのです。
死にのぞんで、先に往く人が、ありがとう、と言えば、
残る人が、ありがとう、と応える。
そんなバトンタッチがあるのです。
死から、目をそむけている人は、見損なうかもしれませんが、
目と目で交す一瞬のいのちのバトンタッチがあるのです。
という詩をいただいた。
私もいのちをバトンタッチされて、今、此処にいる。
そして、いつか、私もバトンを上手に渡していきたい… と思った。
そのためには、今を大切に丁寧に生きていくこと…
外は、どしゃ降りの雨でも、
会場は、青木氏のお人柄のように、あたたかな雰囲気が溢れていた。
しっかりと、バトンを握って、会場を後にした。
ありがとうございました。
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