贈り物

2月7日朝、病院から電話。
「心肺停止しています。すぐおいでください」
ICUで、心臓マッサージをしていただくけど、
自発呼吸はもどらないまま、臨終を迎えた。
1月18日に入院してから、栄養状態もよくなり、笑顔もみえていたのに、
アッという間に往ってしまった。
何が何だかわからないまま、初七日が過ぎ、
夢の中にいるような、でも現実なんだ…
しっかりしなくては…と思うけど、じっとしていると、涙がでてきてしまう。
言葉を少しづつ、忘れていく義母が最後まで憶えていた言葉は、
ありがとう、うれしい、よかった、です。
そして、私の心に残っている言葉は、
ワタシ、アータがスキ、と言ってくれたことです。
ずっと心をあたためてくれる最高の贈り物です。
人は遺言を残しながら生きている…と、伺いました。
私は、何を残せるだろう?
老いていくこと、死んでいくこと、
大きな仕事を果たし終えた義母の残したことを、
しっかり受け止めて、生きていきたい…と思います。
やっと、想いを言葉にできました。
ご門徒の皆様、有縁の皆様、心よりお礼申し上げ ます。

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